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体験談(保護者)

先天性難聴と診断された子どもと歩み、支援機関や親の会に支えられながら、成長と進路選択を見守っています。

M さん

難聴の種類: 先天性感音性難聴

お子さまのプロフィール・発見の経緯

松山市在住の二人の難聴の子どもを育てる親です。二人とも高校生になりました。1人目の難聴がわかってから現在までの思いをぎゅっと凝縮して伝えます。

療育や教育における工夫・困難だったこと

わが子は先天性の聴覚障がいで生まれ、人工内耳手術を受けました。
診断を受けた当初は将来への不安で胸がいっぱいになりわが子への信じたい気持ちと現実への戸惑いの間で揺れていました。
3歳まで通った視聴覚センターの聴能訓練では、子どもへの支援だけでなく親である私の気持ちにも寄り添っていただきました。親同士が語り合える場もあり「1人ではない」と感じられたことが毎日わが子と向き合う力になりました。
その後、聾学校の教育相談へと繋げていただき、子どもとの具体的な関わりを学びました。手話だけでなく表情や身振り、体全体で思いを伝え合うことの大切さを知り、ことば以上に心を育てる関わりの尊さを実感しました。
人工内耳のリハビリセンターでは、親子ができたことをどんな些細なことでもたくさん褒めていただきました。できないことではなく、伸びている力に目を向ける姿勢、子どもを信じる気持ちを教えていただいたことで私自身も前向きに歩めるようになりました。
また、県内の難聴児を持つ親の会や愛媛難聴児の会「うさぎのわ」の交流は、私達親子にとってかけがえのない時間となりました。情報を分かち合い、悩みを共有し共に笑い合う仲間がいることは大きな支えでした。
難聴への理解を広げる活動にも参加しましたがその時間は「大変さ」よりも「つながる喜び」を強く感じる温かな経験でした。わが子は高校三年生となり自らの将来を考えるまでに成長しています。進路について悩み迷いながらも自分の意思で選び取ろうとする姿に確かな強さを感じています。

保護者へのアドバイス・メッセージ

聞こえにくさはこれからも続きますが、それは弱さではなくこの子が歩んできた証であり努力と工夫を重ねてきた誇りでもあります。自分の耳を受け入れ、支えてくれる人の繋がりを大切にしながら歩んでいってくれると信じています。人工内耳も仲間との出会いも乗り越えてきた経験も全てがこの子の力となり、これからの人生が希望と挑戦に満ちたものであることを母として心から願っています。

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